09年ボヤキ

津波(tsunami)

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2009年11月16日

津波は、地震や地滑り、海底火山の活動など、
滅多には、起こらない海洋への隕石の落下などで起こる
現象を指す、海洋王国日本ではお馴染みの言葉だ。

語源の由来は、
波は、水面(海面、川面など)の上下運動を指すのは
誰でも知っているだろうが、津は何か?

津は港を指す言葉で、通常の波とは異なり、
沖合を航行する船舶の被害は少ないにも関わらず、
港では大きな被害をもたらすことに由来するそうだ。

みなさんは、津波が国際公用語だと知っていましたか?

もともと国際語としては「tidal wave」が使用されていましたが、
これは、潮汐による波を指す言葉だそうで、潮の満ち引きの波を
地震の波にも使用していたわけです。

これは、ダメでしょうと国際的に問題になって
1968年以降に国際語として、
日本語の「tsunami」が使用されるようになりました。

しかし、公用語といっても学者の間で使用される
学術用語なので一般的に仕様されるのは、まだ先のことです。

では、津波が一般語として広く認識されたのはいつでしょうか?

答えは2004年。
最近になって、というか21世紀になってから。
昭和世代のおじさん、おばさんが知らないのも無理はない。

2004年のスマトラ島沖地震が、世界中に報道されたことで
一気に「tsunami」という言葉が各国の言語で一般語になったそう。

メディアの力、恐るべし。

今では、津波は世界中で通用する日本語の一つになったわけです。


最後に、これまで観測された
最大の津波の高さは何メートルでしょうか?

沖縄の人間なら、1771年 八重山地震 - 石垣島の
85メートルと答えそうだが、

答えは520メートル。

沖縄本島の最高峰である、与那覇岳が503メートルなので、
沖縄本島には、この高さを体験できる場が無いことになる。

この津波は、1958年7月9日(現地時間)、
アラスカの南端の太平洋岸にある
リツヤ湾 (Lituya bay) で岩石の崩落によって起こった津波。


大きな地図で見る


ただし、この波は津波と言うより水跳ねに近いものなので、
英文の報告書でも "giant wave" または "biggest splash" と
表現されています。

ちなみに、リツヤ湾では1853年か1854年に120メートル、
1936年に147メートルの大波も記録したそうです。

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Posted by DJポチ at 05:52│Comments(0)09年ボヤキ
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