08年ボヤキ

レッドクリフ PartI 流血の街道

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2008年11月09日



『レッドクリフ(原題:赤壁)』は
ジョン・ウーが監督を務めるアクション映画

中国文学の四大古典小説の羅貫中「三国志演義」を舞台にし
前半のクライマックスシーンである赤壁の戦いを中心に描かれる。

映画とは違うかたちに、この世界を勝手に解釈してみようと思います。

第八話 流血の街道


程普は柴桑に戻るとみせかけて
陸口にいる諸葛亮を奇襲する部隊と合流する

さすがの諸葛亮も、今回の動きを読むことができず
観念してその首を差し出すに違いないと思っていたが
程普が諸葛亮の陣を襲うと、そこはもぬけの殻

程普は向かった先が夏口であるとみてすぐに追うが
諸葛亮は、その予想に反して
北東の夏口ではなく、東南に向かって急進していた

周瑜なら、北東の夏口に向かう街道に兵を配置して
待ち構えているだろうと予想しての行動だったが
諸葛亮は、自らの過ちに気づいていない

周瑜は、諸葛亮と同程度の知勇を持つ武将であり
彼の思考の波は、諸葛亮のそれと遜色がない
当然、諸葛亮が逃走するであろう箇所すべてに兵を配置している
東南に向かう街道も例外であるはずがない

諸葛亮は、武勇でその名を知られる周泰の部隊から攻撃を受ける
関平と劉封が2人がかりで、周泰に襲いかかり退けることに成功し
さらに南下を続けるが

一日とたたずに、蒋欽の部隊が襲いかかってきた
関平が父譲りの一騎がけで、蒋欽の部隊の中央を打ち崩すと
続けて、徐盛の軍からの攻撃を受ける
今度は、劉封が徐盛と一騎打ちを演じて馬上より落ちるが
間一髪のところで関平が駆けつけて命を救われた

翌日、後方より周泰の部隊から攻撃を受けるが
諸葛亮が仕掛けた火刑で、何とか退却に追い込む
この時既に、諸葛亮の兵は半数にうち減らされていた

夜も明けない内に、陳武の部隊が襲いかかってきた
この時も、何とか退けることに成功するが
陳武の放った矢で、諸葛亮が右胸を負傷する

さらに南下を続けた諸葛亮を、徐盛と蒋欽の部隊が
時差をつけて挟撃してきた
関平と劉封がそれぞれの攻撃を抑えている内に
諸葛亮をわずかの兵と共に脱出させるが

その諸葛亮を前方より凌統の部隊が強襲してくる

進退窮まったかにみえたが、その時凌統の背後を
長沙太守の韓玄の配下、黄忠将軍の部隊が襲いかかり
凌統もよく持ちこたえたが、兵の数で圧倒され退却した

外交使者として、長沙太守の韓玄の元へ訪れた孫乾は
周瑜が天下を二分することを狙い
長沙を攻め落とすことを孫権に上申した密書を携えていた

これは、諸葛亮が作らせた偽の密書であったが
韓玄は元々孫権と曹操を好んではいなかったし

劉備とは、以前より良好な関係を築いていたので
孫権側の一方的な同盟破棄にも同情的だった

韓玄は優柔不断な性格から
孫権へ反抗する理由も劉備と同盟を結ぶ理由も
自らの意思ではなく、他者の意思に委ねるしかない
この密書を信じたくて信じたと解釈するのが正しい

関平と劉封も追ってより逃れてくるが
3日間の7戦で、数千人いた兵で生き残ったのは
わずか数十人のみで、全員が負傷していた

右胸からの出血で次第に意識が遠ざかる諸葛亮は
夏口の劉備の身の安全を心配する
「はたして、うまくやってくれただろうか?」

夏口の劉備を守る為には、少しでも周瑜の注意を
自身にひきつけなければならなかった
趙雲を夏口へ戻したのも、心理的な誘導のひとつで

目障りだった護衛の趙雲がいなければ
諸葛亮を確実に殺害しようと周瑜は考える

そして、諸葛亮への人手を多く割くことになれば
夏口の劉備への攻撃の手が緩むことになる

すでに諸葛亮は自分の意思で体を動かせない
関平と劉封の叫び声も少しずつ聞こえなくなり
弱々しい瞳の光を遮った暗い闇のなかでしずかに眠りにつく

その頃周瑜の、夏口の劉備への攻撃は
周泰と凌統の両将軍なしで精彩を欠いており
劉備が諸葛亮の密書の指示にしたがって
すぐに篭城してしまったことが事態を急変させた

たとえ、関羽、張飛、趙雲が相手でも
数で圧倒的に勝っているので、時間をかけて攻めれば
城を落とすことも可能ではあったが
まだ曹操がいる以上は、長期戦を仕掛けることもできない
周瑜は、見張りの部隊だけを残して全軍を退却させた

隙あらば、追撃するつもだった劉備だが
この時の、周瑜の完璧な撤退劇を
終生忘れることなく、名将として語り継いだという

結局、劉備も諸葛亮も討ち取ることはできなかったが
周瑜は、残る曹操に勝利さえすれば
その後は荊州を足がかりに、天下を二分することが叶うと
将軍達へ饒舌に語る

諸葛亮に対する重圧から開放された
気の緩みか、彼らしからぬ言動であった



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Posted by DJポチ at 13:11│Comments(0)08年ボヤキ
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