ＤＪポチのボヤキ

年末年始は人ごみでごった返し
活気あふれる声が回りに響き渡る

十字路は人の波であふれ
アーケードの商店街に入って「ワコーグリーンプラザ」の
入り口に向かい、デパートで買い物をする。

沖縄市の中心地が人で賑わったかつての光景だが
友人に会ってこの話をするとあることに気づいた。

平成生まれの１０代の人達はその光景を知らず
サビれたイメージしかないことに。

今年の３月に沖縄市の商店街活性化の
アイディアがあれば、企画案を出してほしいとの話があったが
良い案は思い浮かぶわけはないので、調べたことなどを公表します。

まず、全国に「シャッター街を立て直した」モデルケースが
あるか調べてみた。
結果、あったことはあったのですが
すべて、場所に恵まれているところばっかりでした。

１）商店街の近くに駐車スペースが十分にある（有料を含む）
２）商店街に駅の入り口が隣接されている
３）商店街の構造が直線であり、人の流れが一方方向である

これら、地理的条件は全く参考になりません

そして、商店街の取り組みとしては

１）商店街で共通のクーポンを使用している
２）商店街に店舗を出さないような、若者向けの店も進出している
３）組合がしっかり組織されており、毎月イベントを行っている
４）インターネットを使った情報配信のサービスを行っている

などがありました。

これらは、どこでもできるので参考になるかも


シャッター街の問題は

１）モータリゼーション（鉄道や車による買い物）
２）大規模小売店舗法（全国各地の郊外に巨大ショッピングセンター）
３）ストロー現象（中心地の空洞化）

にあると思われていますが

これよりも、もっと重大な問題がありました

「個人が経営する店舗主が、閉鎖した店舗を貸さない」

というものです。

店舗を貸さない理由は

１）親族に店をつがせたい
２）見ず知らずの人間に店を貸すのが嫌
３）行政からの税優遇があり、支援があるため
４）住居をかねているため

というものでした。

一国一城の主という意識が、活性化に対して
商店街としての意見が一致しない理由を生み出しています

それでいて、全く関係の無い人達に
ボランティア同然で商店街の活性化を依頼し
人の良心を利用しているという批判もあるようです。

活性化に失敗した事例で一番酷かったものが

１）行政からの補助金でコンサルタントを依頼
２）サビれたアーケードを撤去
３）道を舗装してきれいにした

多額の金をかけてまでやったことが
お客様を馬鹿にしたような外見の色直し

当然中身は変わっていないのでお客が来るわけもなく
アーケードの撤去で、雨の日も人が来なくなりました。

商店街の活性化に必要なことは
「一度離れた客を取り戻すことより、新規の客を作る」と
いうのが大前提になります。

次に、全国から得た情報を分析して
ＤＪポチがまとめた、商店街活性化のプロセスです。

行政や商店街関係者さまの参考にはなりませんが
とりあえず書いておきます。

（第一段階）
行政の税優遇政策を廃止（無気力店主の追放）するなどして
シャッター店舗をすべて開店させることで商店街のイメージを一新する

新規の業種はこれまでの商店街にはなかった
商品を販売するものに重点的をおき
できれば、デパートのようにカテゴリ別に店舗を再配置する

（第二段階）
商店街共通のクーポンを作成しサービスの共通化をはかる
あわせて、毎月行うイベントを企画して
その情報をモバイル・ネットなどで配信し情報の双方化を図る

（第三段階）
人の流れをコントロールするために駐車スペースの場所を確保する
必ず一方に流れるようにしなければならない
（右から左、上から下のように）

（第四段階）
商店街に隣接する形で観光施設を建設する
観光施設は、「神社、仏閣」のように日本人が
かならず訪れる場所とする

その際、旅行代理店が団体の客を呼び込めるものを
絶対の条件とすることで企画を立てる

（第五段階）
商店街で共通のおみやげ品などのグッズを開発し販売する。
その売り上でイベントや宣伝広告をおこない長期的にお客を呼び込む

ここまでのことができればいいが
沖縄市の一番街を歩いた時に
このまま、歴史に幕を閉じるのも
時代の流れなので仕方がないかと思ったのが正直な気持ちです。

「シャッター街を立て直した」ケースがほとんどなく
失敗事例が多かったので、活性化の望みは薄いのかも知れません。

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