09年ボヤキ

沖縄の怖い都市伝説-3-

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2009年04月28日



都市伝説(としでんせつ、英: urban legend)とは、
近代あるいは現代に広がったとみられる口承の一種である。
都市型伝説(としがたでんせつ)ともいう

(ウィキペディアより)


数十年前。沖縄の某TV局は、夏の特番として
うわさ話の真相を解明する取材を行っていました。

そのうわさの一つに、誰も住んでいない一軒家に
夜になると幽霊がでるという
どこにでもあるような情報が、手紙で送られてきたのです。

その手紙の差出人を取材する為
新人の女性リポーターとカメラマンの2人が
住所に記された場所に向かいました。

その住所に記されていた家は
庭は雑草だらけで荒れ果て、門にはくもの巣があって
誰も住んでいない様子

念のために玄関のドアホンを押しましたが
家の中からは、物音ひとつ聞こえません。

何も撮影せずに帰ると、無駄足に終わってしまいます。

取材期間も残りわずかだったので
とり合えず周辺の映像と、使うかどうかもわからない
リポート風景を撮影したのです。

終わった頃には、もう日が暮れていたのですが
最後にもう一度、手紙の差出人の家に向かうと
家の中に明かりがついていました。

新人の女性リポーターとカメラマンは
ホット胸をなでおろし、玄関のドアホンを押したのです。

家のなかから、老婆がでてきました。

家族は誰も帰っていない様子で
仕方がなく、その老婆に取材の申し込みをしたのですが
耳が遠いのか、返事が返ってきません。

2人は半ば強引に、家に入り込んでカメラを回し始めたのです。

女性リポーターは老婆に手紙の内容に関して
いくつか質問を始めたのですが
老婆は口ごもったしゃべり方をするので
声を、うまく聞き取ることができませんでした。

その時カメラマンは、偶然ファインダーにうつった
鏡をみて驚きました。

うつりこんでないといけない
老婆の姿がないのです。

カメラマンは角度を変えて、鏡だけを撮影しましたが
どうやっても老婆の姿はうつりこみません。

その時

うっと低く唸るような声が、カメラマンに聞こえたのです。

カメラを2人の方にむけると
いつのまにか老婆が、女性リポーターの首を絞めていました。

カメラマンが慌てて老婆にしがみつくと

老婆はカメラマンを強い力で突き飛ばし
大きな奇声をあげて、煙のように消えてしまいました。

カメラマンが痛めた自分の頭を押さえたとき

急に女性リポーターが、口から泡を吹きながら
手足を大きくバタつかせたのです。

カメラマンが女性リポーターに近寄ると

先ほどの鏡に、その女性リポーターの首を絞める
老婆の姿がうつっていました。

もちろん、鏡の前には女性リポーターしかいません。

カメラマンが女性リポーターの首をみると
人間の手のあざが浮かびあがっています。

カメラマンは、手元にあった灰皿で鏡を割りました。

その破片で、手首を切って出血したのですが
すぐに女性リポーターを病院に運んだおかげで
幸い命に別状はありませんでした。

後日わかったことですが

送られてきた手紙に書いてあった、差出人と思われる住所は
幽霊がでるという、一軒家の住所だったのです。

その時に、撮影された映像は
結局お蔵入りとなり、某TV局の棚に今も眠っています。

という、沖縄の怖い都市伝説でした。



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Posted by DJポチ at 23:37│Comments(2)09年ボヤキ
この記事へのコメント
おもしろい話ですね!

映画にしたら良いと
思うなぁ~(^0^)
Posted by プラティプラティ at 2009年05月02日 21:57
プラティさん
コメントありがとうございます、DJポチです。

そうですね。作家さんが「映像化したい!!」と
名乗りをあげてくれれば
ぜひ、お願いしたいですね^^

また、遊びに来てください。お待ちしております。ありがとうございました。
Posted by DJポチDJポチ at 2009年05月04日 21:00
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