ＤＪポチのボヤキ

芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーを
「涙そうそう」の妻夫木聡と「博士の愛した数式」の深津絵里主演で
映画化したヒューマン・ミステリー・ドラマ

長崎の漁村で孤独な人生を送り、ふとしたことから
殺人者となってしまった不器用な青年と、
そんな男と孤独の中で出会い許されぬ愛に溺れた女が
繰り広げる出口のない逃避行の顛末を、事件によって
運命を狂わされた被害者、加害者それぞれを取り巻く人々の
人間模様とともに綴る。

共演は満島ひかり、岡田将生、樹木希林、柄本明。
監督は「フラガール」の李相日。

---

満島ひかり（ミツシマヒカリ）
1985年11月30日/いて座/沖縄出身/A型/162cm

―2008年公開の「愛のむきだし」で映画賞を総ナメにし、
若手女優として注目を集める満島ひかりさん。

映画「悪人」で満島さんが演じるのは、
出会い系サイトを通じて
祐一と知り合い、ある理由から殺害される保険会社のOL・石橋佳乃。
性格に裏表のある、難しい役どころだ―

「佳乃は、“ブランド物”であるために、小さなウソを自分にいっぱい、
はりつけている。どちらかと言うと私が嫌いなタイプの女性です。
監督にも、『満島さん、佳乃が嫌いでしょ？』って、
毎日のように言われていました（笑）」

「私自身、彼女のように小さなウソを重ねて、
自分を作り上げているような時期があったんです。
イヤでも、向き合いたくない過去と向き合って、
当時の自分の姿を生きなければいけない。
とても辛くて複雑で、日々ぐじゃぐじゃと混乱しながら、演じていました」

―過去の自分を清算する――そんな思いを抱きながらの演技は、
満島ひかりを大きく成長させたようだ。
もともと、オーディションを経てこの役を勝ち取った満島さん。
撮影には、クランクインから強い気持ちで臨んだという―

（月刊4B[フォー・ビー]より）

---

監督：李相日
Director: Ri, San'iru

配給：東宝
Studio: TOHO

キャスト: 妻夫木聡, 深津絵里 , 満島ひかり,
Cast: Satoshi Tsumabuki , Eri Fukatsu, hikari-mitsushima,

公開：:2010年09月11日
Release: September 11, 2010

---

[あらすじ]（Plot：Synopsis）

長崎のさびれた漁村に生まれ、自分勝手な母に代わり、引き取られた祖父母に育てられた青年、清水祐一。現在は、土木作業員として働き、年老いた祖父母を面倒見るだけの孤独な日々を送っていた。そんなある日、出会い系サイトで知り合った福岡の保険外交員・石橋佳乃を殺害してしまった。

■この記事を評価して、関連の人気記事もチェック！
★★★★（素晴らしい）
★★★☆（すごい）
★★☆☆（とても良い）
★☆☆☆（良い）
by TREview