エクスマキナ(Ex Machina)
日本人は、漫画「鉄腕アトム」誕生より、
ずっと抱いてきた疑問のひとつに、
「ロボットは心を持つことができるのか?」という
ものがある。
ロボットが人間のように振舞うことに、
何の違和感も抱かないのは、日本人が待ちえる、
ひとつの価値観であるともいえるのだが、
それは、あくまでも漫画の中で作られた、
夢の話を見ているだけであった。
その話題を、世界中の人が、現実の世界で、
共有する時代が訪れようとしている。
近年、精神科医ジュリオ・トノーニが
「意識を持った人工知能を作れる」と発言したり、
理論物理学者であるホーキング博士が、
「完全な人工知能を開発できたら、
それは人類の終焉を意味するかもしれない」と
発言したりと、名立たる著名人の発言が、
相次いで注目を集めるようになっている。
これは、心もったロボットの誕生が、
我々が考えている以上に、現実的になっていることを、
思わせる。
その話題に、映画業界も食いつかないわけがないのだが、
この作品も、そのひとつと言えるかも知れない。
映画「エクスマキナ」は、人間対人間、
男対女、人間対機械、そして人間が自己と対決する
身も凍るようなSFサスペンスとなっている。
監督: アレックス・ガーラン
Director: Alex Garland
配給: A24
Studio: A24
キャスト: ドーナル・グリーソン, オスカー・アイザック, アリシア・ヴィキャンデル,
Cast: Domhnall Gleeson, Oscar Isaac, Alicia Vikander,
2015年04月10日公開予定
Release: April 10, 2015
[あらすじ](Plot:Synopsis)
ネイサン・ベイトマンは、大手インターネット検索会社を
経営する天才CEO。その会社で働くプログラマーの
ケイレブ・スミスは、最新のAIを搭載した美しい女性の
ロボットをテストするため、ベイトマンが所有する
宮殿のような「山の家」で1週間を過ごすことになる。
関連記事